便利なWindows標準ソフト
この項目はWindowsの方に書くかどうか悩みました(^^;
ツールを紹介する前に、みなさんDOSは使ったことはありますか?
これから紹介するソフトを使う上で、DOSをマスターしていることが前提、というわけでは
ありませんが、DOSにはWindowsのようなグラフィカルなユーザーインターフェースがないので
まったくDOSに触ったことがないという人は、あまり円滑に作業が進まないかもしれません。
それでは各ソフトの使用方法と使用目的を書いていきます。
これから断りなく「<>」と書いたらそれはスペースを表すと思ってください。
あと中カッコに囲まれた部分は、実際にDOSプロンプトに打つコマンドです。
1.PING
これは「ピン」と読みます。なんかカッコ悪いので私はあんまり好きじゃないんですけど。
これは相手との通信の状況を調べるためのソフトです。
基本的な使い方としては、DOSプロンプトを立ち上げて
{PING<>相手のIP} と、コマンドするだけです。デフォルト(標準)の設定では、32Byteのパケットが4つ送信されます。
実際にやってみればわかりますが、相手から応答があるまでの時間がミリセカンド単位で表示されます。
PINGにはいろいろなオプションがあります。
{PING}と打つと、簡単な使い方が出てきます。おそらく英語で出てくると思います。
ネットワーク関連には非常に疎いので説明が間違ってるかもしれませんが、それでも良い方は見てみてください。
各オプションの使い方は
{PING<>-オプションに相当するアルファベット<>相手のIP}
って具合です。
オプション t
一番上にあるだけあって恐ろしいオプションです(^^;
指定したホストに対して、PINGを送りつづけます。Usageを見ると「Statistics」とあるので、「いっぱい打って統計でも取ってね(はぁと)」ってことなんでしょうか。
PINGをやめるにはCTRL + C で止まります。
これとオプションLとオプションWを組み合わせるだけですごいことになるような・・・
オプション n
これはおくるパケットの個数を指定します。
{PING<>-n<>個数}
なんか上限はないみたいです(TДT)
オプション l
これは送るパケットのサイズを指定します。
{PING<>-l<>サイズ}
指定できる範囲は0〜65500です。単位はByteです。
オプション w
これはタイムアウトするまでの時間を指定します。
{PING<>-w<>時間}
デフォルトが何秒かはわかりません。上限はあるみたいなんですが、いくらなのか出てくれません。
100000000000ぐらいにすると、デフォルトの設定の時間にされちゃいました。
2.NETSTAT
ネットステータスの略です。これは現在自分がどのホストと接続が確立しているかを表すものです。
基本的な使い方は
{netstat}とコマンドするだけです。
実際にやってみると分かりますが、相手との接続に使っている自分側のポート、相手のIPと接続しているポート
そして、そのあいてとの接続の状況がわかります。
ためしにメールチェックをした後にnetstatを使ってみてください。恐らく、POPサーバのIP:110
と表示されたと思います。
それは自分がPOPサーバーの110番ポートと接続が確立したことを表します。
ICQがダイレクトコネクトであることを知っていれば、ICQのIP非表示が無駄なことがわかりますね。
ICQでメッセージを送った時点で、相手との接続が確立しているのでnetstatを使うことによってIPが分かります。
netstatにもオプションがあります。{netstat<>/?}とコマンドするとUsageを見ることが出来ます。
eオプション
これはEthernetつまりLANの状況を見ることができます。
{netstat<>-e}
受け取ったByte数やパケットの数なんかを表示できます。
すいません、うちはLANを組んでないんで詳細がわかりません。そのうち組みます。
rオプション
これはゲートウェイやネットマスクといったものを表示します。
ルータやProxyサーバを立ててインターネットに繋いでいる人はそのIPが表示されます。
sオプション
これは各プロトコルごとの詳細を表示します。
実行してみればどのようなことが表示されるか分かります。
intervalオプション
これは指定した秒数ごとにnetstatを実行するオプションです。
{netstat<>秒数}
ここでの秒数は普通の秒です。ミリ秒ではないので注意してください。1分おきに実行したい場合には60を指定すればよいわけです。
なんか最近マシンがおかしい。トロイを仕掛けられたかもしれない。という人は実行してみてください。
トロイソフトがどういう形で接続しているのかわからないのでこれで相手のIPを特定できるかどうかはわかりません。
3.TRACERT
これは相手先までに経由するルータを表示します。
IPだけでは相手との物理的な関係がわかりません。そのときにこのコマンドを使うと、経由するルートがわかります。
アドレスの中には地名を含むものがあるので、そういった情報から相手の物理的な場所を推測することが出来ます。
dオプション
これはドメインとIPの変換をしません。PINGのaオプションと逆のはたらきをします。
hオプション
これは表示するルータの数の制限をします。デフォルトでは数に制限をかけないようになっています。
wオプション
これはタイムアウトする時間を設定します。PINGの時と内容は同じです。
デフォルトはいくつか知りません(´Д`) だれかクソ遅いところ教えてください。
4.ARP
これはMACアドレスを表示します。
MACアドレスとは、ルータなどに特有の値でローカル内での通信に使われます。
私自身よくわかってないので、詳しく書けません。勉強してきます。